ポケモン「もりののろい」完全攻略!効果・相性変化と対戦コンボまとめ
ポケモンのバトルシーンにおいて、相手の盤面を根底から狂わせる特異な変化技として知られるのが「もりののろい」です。第6世代(『ポケットモンスター X・Y』)で初登場して以来、その唯一無二のギミックは対戦プレイヤーの間で度々注目を集めてきました。
一見すると地味な補助技に思われがちですが、適切に使いこなせば相手の受けポケモンを一瞬で崩壊させ、こちらの超火力アタッカーを通す起点を作ることができます。本稿では、仕様の基本ルールから対戦環境における実戦コンボ、類似技との違いまで、徹底的に解き明かしていきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「もりののろい」は対象に「くさタイプ」を追加する変化技で、既存のタイプを上書きせず3タイプ持ちを生み出す特殊仕様を持つ。
- 要点2:草タイプが付与されることで炎・氷・毒・飛行・虫の5属性が新たな弱点となり、相手の耐性計算を完全に狂わせる。
- 要点3:専用の習得者はオーロット系統のみであり、ダブルバトルでの奇襲や味方への意図的な付与など、戦術的価値が極めて高い。
【基本仕様】ポケモン技「もりののろい」の驚きの効果と相性変化の真相
「もりののろい」は、命中率100%のくさタイプ変化技です。この技の最大の特徴は、「対象のポケモンに『くさタイプ』を第3のタイプとして追加する」という点にあります。
ポケモンの対戦システムにおいて、通常ポケモンが保持できるタイプは最大2つまでですが、「もりののろい」を受けると元々の単タイプまたは複合タイプを維持したまま、3つ目のタイプとして草属性が強制付与されます。これにより、本来は草技を受けない相手であっても草タイプ固有の性質を持つことになります。
特に重要なのが弱点変化のメカニズムです。草タイプが追加されることで、防御側には以下の5つの属性に対する相性計算が新たに掛け合わされます。
- ほのお(炎):2倍弱点追加
- こおり(氷):2倍弱点追加
- どく(毒):2倍弱点追加
- ひこう(飛行):2倍弱点追加
- むし(虫):2倍弱点追加
例えば、本来炎技を半減する「みず / ドラゴン」タイプのポケモンに「もりののろい」を付与すると、草タイプが追加されたことで炎属性の相性が「0.5倍 × 2倍 = 1倍(等倍)」へと変化します。さらに「くさ / はがね」のような元々炎が4倍弱点の相手に対しては、草タイプが重なるわけではないため「すでに草タイプを持つ相手には無効(失敗)」となる仕様が存在します。

「もりののろい」と「ハロウィン」の違いを徹底比較
「もりののろい」と対をなす存在として知られるのが、パンプジン系統が使用する技「ハロウィン」です。両者の性質や対戦環境における役割の違いを客観的データから比較検証します。
| 項目 | もりののろい | ハロウィン | 対戦環境での評価・相違点 |
|---|---|---|---|
| 追加されるタイプ | くさタイプ | ゴーストタイプ | 草は弱点が5つ増えるのに対し、ゴーストは無効耐性(普・闘)も付与される違いがある。 |
| 主な習得ポケモン | ボクレー、オーロット | バケッチャ、パンプジン | どちらも第6世代のゴースト/草複合の専用技的位置づけ。 |
| 攻撃面の崩し性能 | 極めて高い(弱点5種追加) | 中程度(ゴースト・悪弱点追加) | 崩し目的であれば弱点付与数の多い「もりののろい」が圧倒的に攻撃的。 |
| 付随する特殊効果 | 粉・胞子技の無効化を相手に付与 | 影踏み等の交代制限を相手が無効化 | 相手を草化させると「キノコのほうし」等が通らなくなる点に注意が必要。 |
【実態検証】覚えるポケモンと『ポケモンSV』における立ち位置
「もりののろい」を自力で習得できるポケモンは、原則としてボクレーおよび進化系のオーロット系統に限られます。ドーブルによる「スケッチ」を除けば実質的な固有技です。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』においては、追加DLC「碧の仮面(キタカミの里)」の配信に伴い、ボクレーとオーロットが内定・解禁されました。これにより、最新の対戦環境であるランクバトルや仲間大会でも「もりののろい」ギミックを組み込むことが可能となっています。
オーロット自身は特性「しゅうかく」によるオボンのみの無限回収や「おにび」「トリックルーム」といった搦手(からめて)を得意としますが、「もりののろい」をピン挿ししておくことで、本来オーロット側から打点のない耐久型ポケモン(ヘイラッシャやドヒドイデなど)に対して味方アタッカーの打点を通すトリッキーな運用が可能です。

対戦で差がつく!「もりののろい」を活用した強力コンボとダブルバトル戦術
シングルバトル・ダブルバトル問わず、「もりののろい」は綿密に組まれたパーティ構築でこそ真価を発揮します。ここでは対戦環境で実用性の高い代表的な戦術パターンを解説します。
1. ほのお・ひこうアタッカーと組ませた「確殺ライン引き下げ」コンボ
ダブルバトルにおいて、オーロットが先手で相手の高耐久ポケモンに「もりののろい」を撃ち、隣の相方(イーユイ、コータス、リザードン、ウルガモスなど)が全体炎技を叩き込む戦術です。耐性で受けようとしていた水・ドラゴン・岩タイプが突如として等倍あるいは弱点へと反転するため、相手の選出プランを1ターンで崩壊させることができます。
2. 味方への「もりののろい」付与によるバフシナジー
あえて味方のポケモンに「もりののろい」をかける戦術も存在します。例えば、特性「そうしょく(草食)」を持つ味方に草技を無効化させつつ恩恵を与えたり、草タイプが付与されることで「キノコのほうし」や「いかりのこな」「やどりぎのタネ」が無効化されるという草タイプの耐性メリットを味方に付与する防御的ギミックです。
3. 味方の特性「もらいび」と組み合わせた弱点補完
炎技を無効化できる特性「もらいび」を持つヒスイウインディやヒードランに草タイプを追加した場合、草化によって生じる炎弱点が特性によって無効化されるため、実質的に耐性のデメリットを打ち消しながら「ウッドハンマー」等の草技の一致火力を底上げするようなユニークな構築も考案されています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
「もりののろい」はそのユニークさゆえに、仕様に関する誤解が少なくありません。実戦でプレイングミスを防ぐために知っておくべき重要ルールを整理します。
- テラスタルとの相互関係:『ポケモンSV』の対戦において最も注意すべき点です。相手がすでにテラスタルを発動している場合でも「もりののろい」で草タイプを追加可能です。しかし、「もりののろい」を受けた後にテラスタルを発動すると、追加された草タイプは消滅し、テラスタイプ単一に上書きされます。
- 解除方法の制限:「もりののろい」によるタイプ変化は、状態異常ではなく「場の状態変化」の一種です。そのため、「交代してベンチに引っ込む」か「ひんしになる」以外に解除する方法はありません。「アロマセラピー」や持ち物等で治すことは不可能です。
- 元から草タイプのポケモンへの無効化:相手のタイプがすでに「単くさタイプ」または「草を含む複合タイプ」である場合、技は自動的に「失敗」します。
- 粉技無効の付与という諸刃の剣:相手に草タイプを与えるため、オーロット自身の得意技である「やどりぎのタネ」や、味方の「キノコのほうし」「ねむりごな」がその相手に通らなくなるというデメリットが発生します。行動順には細心の注意を払う必要があります。
【プロの結論】採用すべき構築と見送るべきプレイヤーの判断基準
「もりののろい」は、汎用的にどのパーティに入れても強い技ではありません。単体で完結する技ではなく、味方との連携や明確な仮想敵の崩しルートが定まっていて初めて真価を発揮する高度な戦術パーツです。
【採用に向いているプレイヤー・構築】
- ダブルバトルで特定の高耐久並び(雨パや水/ドラゴン軸など)を崩す明確な回答を用意したい構築
- トリックルーム下で上からタイプ書き換えを行い、後続のエースで一掃するギミック構築
- 相手の交代先を読んで大きなリターンを得るプレイングが得意なプレイヤー
【採用を見送るべきケース】
- シングルバトルで1対1の撃ち合い性能や技スペースの汎用性を重視する場合
- 「キノコのほうし」等の睡眠ハメ・やどりぎループを主軸に立ち回りたい構築(自身の首を絞めるリスクがあるため)
【もり の のろい】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:もりののろいでタイプが3つになった場合、弱点のダメージ倍率はどうなりますか?
A1:3つのタイプそれぞれの相性がすべて掛け算されます。例えば「虫 / 格闘」のヘラクロスに草タイプが追加された場合、飛行属性は「虫(2倍)× 格闘(2倍)× 草(2倍)」となり、驚異の8倍弱点となります。
Q2:もりののろいで草タイプになったポケモンが草技を使うとタイプ一致補正は乗りますか?
A2:はい、乗ります。追加された草タイプもタイプ一致扱いとなるため、草属性の攻撃技の威力が1.5倍(テラスタル併用の場合は仕様に応じた補正)に強化されます。
Q3:みがわり状態の相手にも効果はありますか?
A3:第6世代以降の仕様として、「もりののろい」などの変化技は相手の「みがわり」を貫通できず、無効化されて失敗します。相手のみがわりが解けているタイミングを狙う必要があります。
まとめ:奥深い仕様を理解して対戦の主導権を握ろう
「もりののろい」は、単なる搦手技にとどまらず、ポケモンのタイプ相性というバトルの根幹システムに直接干渉できる極めて強力かつ稀有な技です。
相手の耐性を崩して一撃で沈める攻撃的運用から、味方の耐性を変化させるサポート運用まで、プレイヤーのアイデア次第で戦術の幅は無限に広がります。仕様の細かな挙動やテラスタルとの兼ね合いを正しく把握し、ぜひ実戦のパーティ構築やランクバトル攻略に役立ててください。 (出典: もり の のろい(Yahoo!ニュース))